旭川~釧路ぐるっと周遊、バリフリーモニターツアー協力

10月30日~11月2日の3泊4日間、釧路湿原・阿寒・摩周シーニックバイウェイ主催による、バリフリモニターツアーが行われました。楽しく安心な観光地づくりを目的に、モニターさんと一緒にバリアフリーやおもてなしついての調査を実施。埼玉からこの調査に参加・協力してくれたEさん母娘さんの二人が来道。娘さんが8年前に脊損となり、車いす生活を送っています。事故以前は一人旅や家族旅行を楽しんでいたようですが、今回の旅行は障がいになられてから、初めての旅行とのこと。北海道は秋も深まり、朝晩は3℃前後まで冷える今日この頃、あたたかな本州からは冬の装いでやってこられました。旅とぴあ北海道は旭川市内の観光と入浴介助を担当。到着後はさっそく楽しみにしていたラーメンを堪能。いつもは家でインスタントラーメンとのことで、大感動をいただきました。その後は旭山動物園へ。ホッキョクグマやアザラシ、ペンギンなど、ゆっくり時間をかけて見学。モニターさんはカメラが趣味とみえて、一眼レフでシャッターチャンスを狙っていました。アップダウンの多いことで知られているこの動物園では、2~4名で車いすを押したり、ひいたり。ご本人も自操で頑張ってくれました。夕食のフレンチレストランでは、最後のデザートを残すくらいに満腹、苦し~!もうダメ~。旭川での宿泊は全国チェーンのホテルを利用。ツインのUDルームはトイレと浴室がそれぞ個別になっていた。浴室内の水が部屋への浸水を防ぐ排水溝の幅も広く安心。また介助者が2名入っても身動き可能で、利用はしやすいほうでした。強いて言えば、手すりの長さと位置がイマイチでキャスター付きのシャワーチェアーがあれば尚よし、というところでした。翌日は、都市間バスで阿寒へ。バスはバリバリの狭い階段を運転手におんぶしてもらい、後ろから転倒防止のために支えたり押したりで、ご本人にはさぞ不安と負担が大きかったことでしょう・・・。その後の阿寒での2泊3日の観光体験では、地元の人たちのおもてなしを受け大感激、また知的障がい者の授産所も見学し、新たな人生の発見に繋つながった場面も。今回の調査ツアーでの数々の出会で、旅の威力を実感してもらえたら最高です。お母さんも、楽しんでいただけましたでしょうか。ご協力、ありがとうございました。

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