7月のある夜、新鮮な魚介類や自家製の野菜などのBBQで、ぴあねっとスタッフも楽しみました。準備や後片付けにはいつも大変だけれど、日ごろの疲れと暑気払いで食べて、飲んで・・・。食材がたっぷり残ってしまったので、翌日もカンカン照りの中、昼食でもいただきました。
約半年くらいかけて牛乳パックを集め、少しずつ壁を作り、やっと家の形になりました。壁ばかり作る活動のときは、あまり興味を示さなかったが、家の形になってみると、集団遊びが苦手な発達障がいのある子どもたちは、「ミルクハウス」の中に出たり入ったりして、「ミルクハウス」では一緒に行動ができています。ある成人の利用者は、「ミルクハウス」のなかで寝転がってかみちぎりをするなど、そこが自分の居場所としてくつろいでいます。
旅とぴあ北海道では、福祉事業所「Sun Roomぴあねっと」を運営していますが、福祉サービスを利用している子どもたちにとって、社会性をつけながら快適と感じてくれる支援の在り方について、その悩みは少なくありません。個々の支援内容が10人いれば10通りの内容を準備しなければならないのが日常ですが、この「ミルクハウス」は、みんなでかかわった創作活動であり、その完成品がみんなの宝物のように利用されている・・・この行動から支援する側は何を感じ取り、どのような個別支援につなげていけるのか。子どもたちからのメッセージをしっかり受け止め、新たな支援の一歩に生かしていかなければなりません。
50代の男性から、母への年に一度の親孝行旅行ということで、今年は北海道を希望したい旨の支援依頼のメールが届いた。筋委縮症を抱える人の旅行支援は、経験がないスタッフである旨を伝えると、ご自身は介護事業を運営され、スタッフ研修も行っており、旅行中は指導をするので心配しないでとのこと。その言葉に甘え、お引き受けすることになった。姫路の自宅から朝5時頃出発し、神戸から千歳着が10時ごろ、7月2日~5日の旅行が始まった。初日は早朝から長距離移動に加え、不慣れな対応となり、体力に影響が出ることを心配し、2日目以降、支援者の交代を行い、ひとつひとつをまめにご指導をいただきながらのツアーサポートとなった。かかわったスタッフの技術向上の機会を得ることができたことに感謝するとともに、小樽でおいしい寿司に出会えたことを喜んでいただき、心の重みが少しは軽くなる瞬間でもあった。ツアーが終了するまではいつも、胃が痛くなることが多いが、人材の質の高さが強く求められることが痛感させられたツアー支援でした。Mさん、お世話になりました。
千歳空港~北広島で有機野菜ブッフェで昼食~美瑛・青い池、育成牧場(車窓)、パッチワークの丘~お花畑~バリアフリーの宿「とぅもろう」泊。翌日、ラベンダー園~ひつじの丘でジンギスカン昼食~旭山動物園~旭川駅アイヌ情報センター~市内のホテル泊。3日目、旭川~小樽、地元の人に愛されている「みよ鮨屋」でサイコ~のすし三昧~運河散策・ワイン試飲・買い物~札幌赤レンガ庁舎~市内ホテル泊。最終日は札幌時計台~大通り公園散策~千歳空港で函館塩ラーメン昼食後、帰路へ (以上、コース一例)
4月の後半、「NPO法人 日本ユニバーサルツーリズム推進ネットワーク」のメンバーでもある「NPO法人UDくまもと」のスタッフの支援を受け、長崎、熊本、福岡の観光名所巡りを体験してきました。おかげで、高くて手が出そうもない卓袱料理を現地ならではのお店を紹介いただき、予定の半額で堪能することができました。グラバー庭園では、迷路で坂道の連続コースを効率よく回ることができました。事前の下見があってのこと、感謝!!五島列島では、同年代のタクシードライバーのご案内で、島内をほぼ一周するコースを走ってもらい、隠れキリシタンの教会巡りを達成! 午後の西日が入る教会内の通路に映る美しいステンドグラスが、いつまでも脳裏に輝いています。麺喰いのshimohnaは、アゴの出汁が効いた五島うどんにぞっこん!さぬきうどんとはまた違ったのどごしがいつまでも私の気を引いています。旅先での現地支援は、旅の醍醐味をさらにアップしてくれました。来年3月の、柳川水上パレードの支援予約もしっかりとしてきました。